大気が不安定になった影響で、埼玉県北部では12日夕から、猛烈な雨が降った。同県東松山市は同日午後10時25分、2地区に避難情報の中で最も危険度が高い「緊急安全確保」(警戒レベル5)を発令した。対象は毛塚地区(608世帯1574人)と田木地区(206世帯517人)。市内の九十九川で越水が確認されたためだという。
同市のほか、坂戸市、狭山市、鳩山町、嵐山町、越生町、毛呂山町で1時間に約100~120ミリの雨が観測され、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を出した。熊谷地方気象台によると、鳩山町では3時間の降水量が観測史上最大の263・5ミリに達したという。
県によると、ときがわ町で土砂崩れが発生し、少なくとも5棟が被害を受けたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル